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Paizaとは
paiza: https://paiza.jp/
サイト上でスキルチェックを行え、そこで判定されたスキル判定を元に転職活動を行えるサービスです。
スキルが高くなると応募できる企業が増えたり、スカウトメールがたくさん来たりします。
ここでのスキルチェックは競技プログラミングの様な内容で、簡単なものは四則演算をプログラミングで実現するものから、難しいものはアルゴリズムの知識を使い問題を解いていく様なことをします。
実際の業務とはほぼ関係ない
アルゴリズムを使って問題を解決する、みたいなのは基本的に一部のプログラマーのみで基本的にはそういったことは実務ではしなかったりします。
例えばWebアプリケーションを作るプログラマーであれば、Webアプリケーションを作るフレームワークを使用しシステムを作っていくので、使用するフレームワークがどれだけ使いこなせるかが重要だったりすると思います。
また一般的なシステムでは、高度なアルゴリズムを使う場面などほぼなく、実際に必要になるのは他人が読みやすいコードを書く力であったりしますし、アルゴリズムが必要になるほどの複雑なロジックを組むことはありません。
そのため関係ないスキルをチェックし、それを元に企業がエンジニアを採用とするという意味のわからないことになっていると思います。
「スキルレベルの可視化!」というサービスアピールのためだけに作られた無駄な機能
結局のところなんでこんな形のサイトになっているかというと、他の転職サイトと差別化をはかりたく、
エンジニアのスキルを見極めるのはエンジニアしか行えない現状があり、かつ手間のかかる行為であるという背景から、技術のわからない採用担当者が優秀なエンジニアを雇えるサービスを作ろうと「スキルチェックの可視化」というアピールをする形で画期的なサービスとして立ち上げようといった意図があったからだと思います。
ただ、実際はこのスキルチェックが意味ないことを前提に、最低限言語使用は理解しているかのチェックとして理解した上で採用担当者が使わないと、誤った判断をしてしまうという、エンジニアに対して理解ある採用担当者しか正しく使えないサービスになっているのでは?という気がしています。
誤った指標でのスキル判定の弊害
誤った指標でのスキル判定は企業側にもプログラマー側にも害があると思っています。
企業側の採用担当者はどんなエンジニアが必要かがわかっていない場合、この誤った指標でエンジニアを判断し、実際にはそこまで使えないエンジニアを雇ってしまったり、優秀なエンジニアを書類選考で落としてしまうなんてことも出てくると思います。
プログラマー側としては採用してもらうために頑張って意味のないスキルチェックをする必要があり、無駄な時間を使ってしまうことになります。
続々出てくるスキル可視化サービス
paiza以外にも続々とスキルの可視化を行おうとするサービスが出てきています。
例えば
- Findy (https://findy-code.io/)
- Lapras (https://lapras.com/)
などです。
ただ正直どれも全く参考になりません。
それぞれのサービスに関してなぜ意味ないのかの詳細は別記事で書いていきたいと思いますが、上記のサービスはGithubへのコミット量からエンジニアのスキルを判定するサービスなのですが、コミット量でスキルが判定できるわけありません。
今後もスキルの可視化みたいなところが出てくると思いますが、実際のところ一番信頼性があるのは実績、経歴だと思います。
実際にOSS作ってますとか、そこそこ有名な企業で働いてましたとか、経験5年ですとか、そういった情報が全てではないものの、実績、経歴が今のところスキルチェックに一番なのかなと思っていて、実績、経歴からわからないスキルを発見できるほどの優秀なスキル可視化サービスは今のところはないと思います。
スキル可視化サービスは実際のところ魅力的
今現在あるスキル可視化サービスはどれもこれも、全く意味を成してない形だけのサービスとなっているのが現状です。
ただ、自己アピールが苦手なエンジニアがスキルを正しく理解される様になるのは素晴らしいことなので、スキルを可視化しようとする取り組みに関してはこれからもとても期待していますし、もっと良いサービスが出てきたら良いなと思います。
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