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現在のエンジニアの需要と認識
エンジニアの職がすごく人気になって、プログラミングスクールがいくつも立ち上げられています。
特にテックアカデミーはプログラミングスクールの中ではおそらく一番有名でその社長の「マコなり社長」はTwitterのフォロワー数は20万人を超え、Youtubeのチャンネルは90万人を超える位人気になっています。
世間一般の認識としてもエンジニアは給料が高く、リモートワークできて、私服で出社できるとても良い職業として思われているかと思います(おそらく…)
エンジニアの需要
エンジニアの需要は今後も高くなっていくとされていて、エンジニアの需要はIT需要の伸びと生産性上昇率によって変わる様で、IT需要が伸びず生産性の上昇率が高い場合は需要が供給を上回ることも想定されますが、経済産業省の調査報告によると最大78万人近くのIT人材が不足するとされています。
基本的な想定されるパターンである「中位シナリオ」だと16万人から44万人不足するとされているので、将来的にもエンジニアの需要は高いと思って問題ないと思っています。
2020年の求人倍率
業種別求人倍率では「IT/通信」が一番高い
dodaの業種別の求人倍率を見た際に「IT/通信」は一貫して一番高い状況になっています。
これは2020年度以外も同じ様な状況になっており、「IT/通信」に関しては常に人不足の状況が続いている様です。
これがすぐに変わることはないと思うので、今後もある程度需要が高い状況が続くかと思います。
職種別求人倍率では「技術系(IT/通信)」が一番高い
職種別で見たときに「技術系(IT/通信)」が一貫して一番高いです。
IT/通信の業種が一番求人倍率が高く、また職種別で見たときにIT/通信の技術系の職種が一番求人倍率が高く、需要の一番高い業種でかつ需要が一番高い職種のエンジニアは転職はしやすそうですし、給料に関しても比較的高い価格をもらいやすいんじゃないかと思います。
世間のエンジニアに対する認識
「2019年高校生男子がなりたい職業ランキング」で1位にITエンジニアが選ばれたという記事を見たのですが、そのくらい世間一般的にエンジニアの職が人気になっていて、その理由としては給料が高く、働きやすく、なんとなくかっこいいみたいなイメージがあるからだと思います。
エンジニア系のインフルエンサーもYoutubeなどで「○年で年収1000万」みたいな情報発信をよくしていたりもして、すぐにたくさんのお金を稼げる職業といった認識が世間的にはされているのが現状だと思います。
実際のところエンジニアの給料は他の職種に比べると比較的高い部類には入りますし、「機械学習のエンジニアに対して新卒1000万出す」みたいな話も出てきたりもしているのですぐにたくさんのお金を稼げる職業は語弊があると思いながらも確かに他の職種に比べて稼ぎやすい職業なのは間違いないかと思っています。
ツールによってとって簡単な作業はとって変わられる
技術が進歩することで簡単な作業、仕事はAIやツールにとって変わられると思います。
その例としてNoCodeがあると思います。
NoCode
NoCodeとはソースコードを書かずにアプリの開発を行えるツール、サービスのことです。
現在ではいろんなNoCodeツールが出てきていて、現在では下記のNoCodeツールが有名です。
これらの登場で簡単なWebアプリはBubbleを使えばブラウザ上でコードを書かずに構築できるなど、エンジニアが作業を行わずともアプリ、サイトの開発を行える様になりました。
例えば昔であればホームページをコード書けない人が作ることはあり得なく、外注するしか方法はなかったと思うのですが、今では自分のホームページを全くコードを書けない人が作成できる様になり、ツールでは作れない様な独自性や独自の機能、優れたデザインが必要でなければ外注しなくて良くなっていると思います。
こういった流れで単純な仕事をしていた人はツールに仕事をとって変われれてしまうと思います。
優秀な人の参入でエンジニアが稼ぐハードルが上がる
エンジニア自体がお金を稼げなくなることはないと思うのですが、能力の低いエンジニアの単純作業はAIにとって変わられることはあると思い、優秀なエンジニアは稼げるけど、そうでないエンジニアは不要になっていく未来はいつしかはくると思います。
そんなことを考えていたときに「真に受けてはいけない」“若手エンジニア超売り手市場”の実態――ビズリーチCTO竹内真が予測するエンジニア採用、次の20年の記事を読みAIに仕事をとって変わられるだけではなく、別の要素によってエンジニアとして稼ぐのが難しくなる未来が来るかもしれないのかと思いました。
エンジニアの給料が上がることで優秀な人が参入してくる
東大卒の様な優秀な人たちはお金を稼げる職業に転職していき、現在だと「コンサル」を選ぶ人が多い様です。
ただエンジニアの給料が上がることでこういった優秀でとりあえず稼げる職業に転職している層がエンジニアに流れてくることで現在よりもライバルが強くなり、今まではそこそこ優秀だったが比べる相手に優秀すぎる人が増えることで大したことない人になってしまうことが起きるかもしれません。
「真に受けてはいけない」“若手エンジニア超売り手市場”の実態 の記事では下記の様に記載されていました。
どこかのタイミングで金融やコンサルよりも、相対的にエンジニアの報酬が大きくなるという瞬間が日本にもやってきます。IT業界のさらなる成長とともに、これまでは金融やコンサル等を志望していた若手の優秀層が、IT業界やエンジニアを目指すようになるのではないでしょうか。そうなると、ライバルの質が劇的に変化していきます」
引用: 「真に受けてはいけない」“若手エンジニア超売り手市場”の実態――ビズリーチCTO竹内真が予測するエンジニア採用、次の20年
良くも悪くも実力主義
技術職は良くも悪くも実力主義です。
能力がある人に適切な給料が支払われるのはとても良いことだと思うのですが、変化の多いIT業界において新しい技術が主流になり、その新しい技術に対して詳しい優秀な人材がたくさん流れてきたら、経験はあるし、無能ではないけど特出して優秀ではない人は給料が上がらないどころか、給料が下がることもあり得ます。
プログラミング以外にもハイスペック
優秀な人の流入に関してですが、おそらく一流大学を卒業して給料が良いためにエンジニアになろうとする人はもちろんプログラミングに関しても勉強して優秀になっていくと思うのですが、プログライング以外に関してもハイスペックな人が多くなるんじゃないかと思います。
例えば「英語を日常会話できるレベルで話せます」とか、「数学が得意で統計に関して大学で勉強、研究してました」の様な人たちです。
こういった人たちに単純にプログラミングのみを勉強してきた人に比べると能力値で結構見劣りしてしまうんじゃないかと思います。
そういった際に、英語を勉強しようとか数学を勉強しようとしても一流大学で勉強、研究してきた人に追いつくのはかなり厳しいと思います。
給料は上がるが高給を得られるわけではない
結局のところ将来にエンジニアの給料は上がって、優秀な人は数千万稼ぐことになるとは思うものの、そうなると本当に優秀な層が流入してきて、高給のポジションを真っ先に取っていくと思うので、エンジニア転職のハードルは高くなりますし、実力主義の世界であることから、いい給料をもらっていたのに若手の優秀な人材にとって変われれ、その人の給料が下がるなんてことも十分あり得ることになると思います。
優秀な層の流入に備えて今からするべきこと
優秀な層の流入に備えてするべきこととして「真に受けてはいけない」“若手エンジニア超売り手市場”の実態 の記事では下記の様に記載されていました。
「これから20年のうちに、自ら事業をつくっていく力を備えた『クリエーティブ型のエンジニア』と、オペレーティブに仕事をこなす『オペレーション型のエンジニア』、キャリアの二極化が進んでいくと見ています。日本のエンジニアが世界の優秀層と対峙していくためには、『技術力だけあればいい』という意識は捨て、経営視点を持ち、事業戦略を立てたり、プロジェクトリーディングをしていく能力を磨いていくことが必要です。
引用: 「真に受けてはいけない」“若手エンジニア超売り手市場”の実態――ビズリーチCTO竹内真が予測するエンジニア採用、次の20年
自分は単純な技術のみの作業だと簡単に仕事を別の人材にとって変われらてしまうが、事業戦略を立てたり、プロジェクトリーディングなどの経験、知識に関しては簡単に得られるものではなく、経験に関しては新規参入してきたエンジニアには間違いなくないものなので、そういった経験は貴重性が高く、別の人に簡単に仕事をとって変わられることはないといった理解をしました。
もうすでにプログラミングスクールでRailsを学ぶ人がかなり増えてくることで、「Railsできます」だけでは少しずつ厳しくなるのかなと思っています。
また、プログラミングは最初はすごく難しい技術の様に思っていたのですが、実際に触ってみると想像よりは難しくはなく学ぶことができる技術だと思います。
それにプログラミングに関する情報はネットに大量に出てきていてますし、Progateなど初心者が簡単に楽しく勉強できるサイトもあったりと学びやすい環境がかなり整っています。
そのため、今後もエンジニアになる人は増えていくと思いますし、その上でかなり優秀な層の参入も考えると「コードが書ける」という技術のみの知識、経験だけで給料を上げていくのは厳しくなるのかと思いました。
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